令和6年4月1日から、従来の4種混合ワクチンにヒブワクチンを加えた5種混合ワクチンが定期接種として開始されました。
すでに ヒブワクチンと 4種混合ワクチン を別で接種開始している方は、途中から5種混合ワクチンに変更せず、原則、ヒブワクチンと4種混合ワクチンをそれぞれ別に接種完了してください。
望ましい接種スケジュールは、生後2〜7カ月で開始し、4〜8過間あけて3回、その1年後に追加接種1回の計4回です。
すでに望ましい接種開始年齢を過ぎていても、5歳未満までは接種することができます。
接種開始年齢が 2ヶ月以上7ヶ月未満の場合
4〜8週間隔で3回接種(医師が認めた場合は3週間でも接種可)
3回目の接種から約1年(7〜13ヶ月)あけて1回追加 (計4回)
接種開始年齢が 7ヶ月以上12ヶ月未満の場合
4〜8週間隔で2回接種(医師が認めた場合は3週間でも接種可)
2回目の接種から約1年(7〜13ヶ月)あけて1回追加 (計3回)
接種開始年齢が 1歳以上5歳未満の場合
1回接種のみ
接種間隔がずれた場合の接種方法
第1期初回の間隔が標準的な56日(8週間)を超えた場合
56日(8週間)を超えてしまった場合でも、対象年齢内なら定期接種として接種できるようになりました。但し、初回接種は、1歳未満で接種してください。
第1期追加接種が初回終了後13か月を超えた場合
13か月を超えてしまった場合でも、対象年齢内なら定期予防接種として接種できるようになりました。
生後2か月から接種を開始したが、初回2回目(3回目)が1歳を超えた場合
生後2か月から開始すると、初回2回目、3回目は1歳未満で接種しなければなりません。1歳を超えた場合は、初回接種をせず、追加接種のみ行います。追加接種は、前回の接種から、27日(4週間)以上あけて接種してください。
生後7か月から接種を開始したが、初回2回目が1歳を超えた場合
生後7か月から開始すると、初回2回目は1歳未満で接種しなければなりません。1歳を超えた場合は、初回接種をせず、追加接種のみ行います。追加接種は、前回の接種から、27日(4週間)以上あけて接種してください。
ヒブ感染症について
ヒブは、咳やくしゃみを介して鼻や喉で増え、体内に侵入しますが、そのほとんどは症状を起こしません。しかし、一部、血液の中に入り込み、脳や脊髄を覆っている髄膜に感染して細菌性髄膜炎を起こします。ヒブは、細菌性髄膜炎の起因菌の約6割を占め、5歳までの間で一番多い(0歳が最も多い)菌です。その他に心膜炎、肺炎、敗血症等を起こします。
ヒブによる髄膜炎は、発熱、頭痛、嘔吐、けいれん等の症状で始まり、重症化しやすく、治療しても予後不良となる場合があります。髄膜炎発症者のうち、約5%が亡くなり、25%にてんかん・難聴・発育障がい等の後遺症が残るといわれています。
ヒブ髄膜炎について
Hibとは、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌のことです。
最初に発見されたときにインフルエンザ感染者から発見されたため、この名前がつきました。感染しても抗体ができにくく、簡単な検査では診断がつきません。また早期診断がついても、現在では耐性菌が増え ているため治療が難しくなっています。
このためワクチンの研究が開始され、1987年に米国で使用開始されたのがHibワクチンです。世界保健機関(WHO)では、1998年に Hibワクチンを乳幼児への定期接種ワクチンに推奨し、現在までに世界120カ国以上で導入されており、それらの国ではHib髄膜炎は、すでに過去の病気となっています。
耐性菌:薬に対して抵抗力を持ってしまった菌のこと(抗菌薬が効きにくくなります)。
ヒブワクチンの安全性は?
Hibワクチンの主な副反応は、接種部位の赤みや腫れで、そのほか発熱が数%報告されています。これらは通常一時的なもので、数日以内に消失します。
また、Hibワクチンは製造工程にウシ由来の成分が使用されていますが、海外で使用開始されてから、ワクチンが原因でTSE(伝達性海綿状脳症)にかかったという報告は現在までありません。
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