北方町の小児科クリニック。杉山こどもクリニックです。

インフルエンザ脳症について

インフルエンザ脳症が疑われた場合は小児科２次救急病院を受診して下さい。

特色は、
１） 脳症は主に６歳以下の小児に発症し、
　　インフルエンザで発熱してから数時間から一日以内に症状がでることが多い。

２） 症状は主に、
痙攣・意味不明な言動・急速に進行する意識障害がみられます。

熱性痙攣との区別は、

熱性痙攣……痙攣は数分以内で、痙攣が止まった後意識がはっきりしている場合
脳症が疑われるもの……痙攣が止まった後も意識がはっきりしなかったり、
　　　　　　　　　　　痙攣が１５分から２０分以上止まらなかったり、
　　　　　　　　　　　繰り返す場合

３） 異常な言動では、
　　自分の手をハムだポテトだと言ってかじりつく。
　　ついていないテレビをみて、猫がくる、お花畑がたくさんあると口走る。
　　枕に頭を打ち付けて、キャーキャー叫ぶ。
　　突然赤ちゃん言葉になり、わけのわからないことを言う。
　　知っている言葉をしゃべりまくる。
　　　　　などが脳症ではみられています。

---