原因
アデノウイルスの感染でおこります。
唾液や目やに、便が感染源で、プールを介して感染することが多いため『プール熱』といわれています。
潜伏期間(感染から発症まで)は5~7日で、幼児から小学生に多くみられます。
症状
急に39℃~40℃位の高熱がでて、同時にのどが赤く腫れ、目やにが出て目が赤くなり、首のリンパ節が腫れます。
熱は3〜4日持続し、腹痛・下痢・ 咳などの症状がでることがあります。
症状はだいたい一週間程で治ります。
治療
特別な治療薬はなく、対処療法になります。高熱には解熱剤を用い、目やにがひどければ点眼薬がでたり、咳があれば風邪薬がでたり、脱水があれば点滴をしたり、細菌による二次感染を防ぐために抗生剤がでたりします。
病院ではいずれも症状に合わせた処置や薬が処方されます。
家庭での生活
伝染力の強い病気なので、流行している時はよく手洗いをしましょう。
学校や園では手拭きやトイレ用のタオルを共用しないようにしましょう。
症状が消えても2~3日は学校や園は休ませて下さい。
便からは2~4週間ウイルスが排泄されるので、できるだけ集団プールは避けたほうが良い(家庭でのプールはかまいません)のですが、入る場合はおしりをきれいに洗ってからにしましょう。
高熱があれば冷やしたり、薄着にしたりして調節し、汗をかいたら体を拭いて着替えをこまめにしてあげましょう。
熱がでて、下痢をしているときは脱水になり勝ちなので、水分をこまめに与えるようにしましょう。
のどの痛みが強い時には刺激物(柑橘系や炭酸類)は避けましょう。
変わったことがあったら受診して下さい。
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