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北方町の小児科クリニック。杉山こどもクリニックです。

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〒501-0445 岐阜県本巣郡北方町柱本南1-306

秋から冬の嘔吐と下痢clinic guide

秋から冬場は夏に多い細菌性のものと違い、ウイルス性胃腸炎による嘔吐・下痢がおおくなります。
夏の下痢が2〜3日で治まるのに比べ、冬の下痢は約一週間(1日10数回)にもおよぶため、
脱水症状をおこすことが多くなります。
便の色がおかしければ、診察時にお持ちいただくと、診断の目安になります。


《家庭での食事:水分のとりかた》

脱水症の予防及び治療として、経口的に水分を摂ることが効果的です。

与える水分は、乳幼児用経口電解質が良いでしょう。
病院で「ソリタ顆粒」をもらったら、水又はお湯で溶いて少しずつ与えて下さい。
味を付けたい時は、溶いた後にアルカリ飲料を混ぜるようにして下さい。

嘔吐が続いているときは、胃を空にして嘔吐が鎮まるのを待ちます。
鎮まったら少量ずつ電解質を与えましょう。

牛乳・乳製品や卵は下痢がひどい時にあたえると、アレルギーをおこしやすくなり、さらに下痢が悪化するため、治まるまでは与えない方が良いでしょう。

離乳食は一段階もどし、ミルクは少し薄めて(濃度は医師に相談)与えます。

食事は消化のよいものとし、嘔吐、下痢の具合を見ながら与えましょう。

油っこいスナック菓子は消化が悪いので避けましょう。

おむつかぶれをおこさないように、こまめにおむつを替えてあげましょう。
おしりが荒れてしまったら、擦らずに洗い流しましょう。

入浴により、温まって腸の動きが良くなり下痢がひどくなることもあるので
シャワーで陰部をきれいにする程度にしましょう。


【食べ物の目安】   
便が水のようなときは、水分を中心に
電解質飲料・番茶・野菜スープ・味噌汁の汁
おもゆ・りんごのすりおろし汁

便がドロドロのときはドロドロの食べものを
とうふ・パン粥・ベビーせんべい・ウエハース
バナナの裏ごし・野菜の煮つぶし

便がやわらかい程度なら軟らかい食べものを
野菜の煮つけ・お粥・うどん
白身魚の煮つけ・とりのささ身


                            


Sugiyama Kodomo Clinic
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