北方町の小児科クリニック。杉山こどもクリニックです。

病気について
水痘（水ぼうそう）
水痘帯状疱疹ウイルスの空気感染（ウイルスが空気中に飛びだし、人に感染すること）、飛沫感染、接触感染によっておこる、感染力が強い病気です。　
　潜伏期間は2週間程度で、発疹、発熱が主な症状です。発疹は最も特徴的で、顔面、胸腹部、頭部に次々に点々とあるいは集中的に現れ、発疹は紅斑 (皮膚の表面が赤くなること）から始まり、水疱、膿疱（粘度のある液体が含まれる水疱）を経て痂皮化 (かさぶたになること）して治癒するといわれています。一般に水疱の数は症状が出てから数日内に250〜500個以上に達します。発熱は通常38℃前後で2〜3日続きますが、40℃を超えることもあり、その際に熱性けいれんを合併することがあります。
　我が国では年間100万人程度が発症し、4,000人程度が入院、20人程度が死亡していると推定されています。成人での水痘も稀に見られますが、成人に水痘が発症した場合、水痘そのものが重症化するリスクが高いと言われています。



◎ 予防接種の対象者と接種回数等
※既に水痘（水ぼうそう）に罹(かか)ったことがある人は対象外です。接種は受けられません。

＜対象年齢＞
生後１２か月から３６か月未満の人（１歳から３歳の誕生日の前日まで）
※対象年齢は、実際に接種を受ける時点での年齢です。

＜接種回数＞ ２回（３か月以上の間隔をおく）

※標準的な接種年齢と接種間隔は以下のとおりです。
１回目：生後１２か月から生後１５か月になるまでの期間
２回目：１回目接種終了後６か月から１２か月までの間隔をおく