北方町の小児科クリニック。杉山こどもクリニックです。

手足口病

原因
　コクサッキーウイルス、エンテロウイルスの感染によるもの。
　咳やくしゃみで飛び散り、それを吸い込んでの感染（飛沫感染）や、便から排泄されたウイルスが手に付き、経口感染することもあります。

症状
　手足や口の中、ひざやおしりに発疹ができて、やがて潰瘍ができます。
　口の中は舌にも生米大の発疹ができ、痛みがあるため食べることを嫌がり脱水になることもあります。
　元気がなく、ぐったりする様なら点滴による水分補給が必要になります。

治療
　特別な治療はなく、対処療法になります。
　口内の発疹は３〜４日、手足は７〜８日で治ります。
　発疹はほとんどかゆみはありません。

家庭での生活
　食事…口中が痛むので、やわらかいもの、薄味で刺激の少ないものを与える。（柑橘系のもの、熱すぎるものはしみるので注意）
　脱水にならない様に水分をこまめに与える。
　清潔…食事のあとはすぐに白湯で口のなかをゆすぐなどして清潔を保つ。
　入浴は体力の消耗をふせぐために避け、熱がなければシャワー程度とする。
　ウイルスは便からも２〜３週間排泄されるので、おむつを変えた後や排便後は、よく手洗いをする。
　集団生活…発疹がある間はお休みして下さい。
　発疹が消失しても、プールに入ると他の子に感染することがあるので、入る場合はおしりをきれいにして下さい。
　（園によっては、治癒証明が必要な場合がありますので、必要時は申し付け下さい。）

　★変わったことがあればすぐに受診してください。

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